石の2 南京大虐殺捏造の発信元はアメリカだった


南京1 南京大虐殺や従軍慰安婦というデタラメに関して、ぼくは最近まで、
中国や韓国の若者達も、留学生としてアメリカに行って、まともな
歴史を勉強すれば、それが中国内、韓国内での反日教育のための
捏造だとわかって、少しは頭が冷えるだろうと思っていた。
ところが、実はそれが全く逆だと知って唖然とした。

最近初めて知ったのだが、南京大虐殺に関しては、その捏造の
元々の発信者は、アメリカで権威のあるハーバード大学の歴史学者達
だったのである。もちろん、彼らがそれを執筆したのは、アメリカが日本と
戦争を始めた頃だった。アメリカとしては、日本軍がいかに野蛮で、
残酷であるかを宣伝するのにやっきになっていた。

それを請け負ったのが、現地に赴いた米大手紙の記者であり、
その記述は偏見に満ちた酷いものであり、20世紀における人類史上に
おける最大の虐殺だとまで書いている。どうも、それまでに欧米人が
有色人種に対して行ってきた虐殺の標準でイメージしたとしか思えない。
しかし、本国の歴史学者はそれをそのまま採用したのである。そして、
その執筆がそのまま、アメリカの歴史教科書に採用され、それは戦後に
なっても訂正されなかった。なぜなら、日本全国の都市への焼夷弾での
空襲や、原子爆弾の投下を正当化するために必要だったからだ。

戦後すぐの中国や韓国は、南京虐殺や従軍慰安婦に関して、何も
知らなかった。そんなことは聞いたこともない。だいたい、そういう事実
がなかったのだから当たり前だ。ところが、1990年頃になって、
中国や韓国からアメリカに留学生が行くようになって、そういう歴史が
アメリカで語られているということを知り、ビックリしたらしい。さらに、
日本の朝日新聞も同じようなことを盛んに記事にして、日本の悪さを
糾弾していることを知って初めて、日本は悪い国だと叫び出したので
ある。今ではもう、その勢いが止まらない。

日本人は真実は黙っていてもわかると思いがちだが、今のところ、
そうはなっていない。ヨーロッパの教科書においても、日本のことは
アメリカの教科書をそのまま載せている国ががほとんどである。
なので、欧米では日本軍の南京大虐殺と、韓国での従軍慰安婦が
そのまま信じられていて、戦争中ならそういうことってあるわよね、
という受け入れられ方なのである。

南京2 2014年になって、朝日新聞の過去の従軍慰安婦などについての
報道が間違いだったことがわかり、その事実に基づいて、日本政府が
アメリカの歴史教科書を執筆した著者や、出版社に対して、訂正を
要求したが、あちらは頑として拒否したらしい。今さらイヤだという
ことらしい。それどころか、日本政府は歴史を捏造しようとしている
という言い草である。中国や韓国は大喜びである。これからも、
大手を振って日本を悪い国だと攻撃できるからだ。
韓国はこれからも、従軍慰安婦の像を世界中に倍々に増やそう
としているらしい。それが生きがいらしい。また、中国は南京虐殺の
被害を30万人から40万人に増やそうとしているらしい。当時の
南京の人口が25万人だったにもかかわらずである。

それにしても、アメリカがそういう態度では、南京虐殺、従軍慰安婦
というデタラメはひょっとすると、世界史で事実として固定化されかね
ない。例えば、ドイツ語で「尖閣列島」のWikipediaを読んでみると、
元々、中国のものだったのを日本が掠め取ったと解説されているので
ある。日本人は果たして、そういう間違いを是正することが出来る
のだろうか?真実は黙っていても、自ずとわかるというのは、
とても日本的だと思うのだが…。
(2015年2月)

石の3 最初に戻る